shun5126のブログ

ゆるーく日常を綴りたいと思います꒰*´∀`*꒱

仕事とは

街中で就活生をよく目にする。
真新しい就活スーツに身を包み、忙しそうに横断歩道を横切って行く。
電車の中で隣に座っていた就活生は、自己啓発本に夢中だった。
タイトルは「受かるエントリーシートの書き方」
受かるエントリーシートとはどんなエントリーシートなのか。誰がそのエントリーシートに良し悪しをつけたのか。甚だ疑問でならなかった。
その本の通りに書くと、エントリーシートは通過するのだろうか。
そもそも、会社にどれくらいの興味と関心を持って、就活生は説明会などに参加しているのだろうか。
内定が欲しい、仕事が欲しい。
こんな理由では、就活はうまくいかないのではないだろうか。
私が考える「仕事」というものと、現代の就活生のそれは、少しズレがあるように思えてならない。
就活の入り口というのは、何なのか。
私が考える就活の入り口は、「何をしたいか、自分に何ができるのか」というところから始まる。
これには私なりの根拠がある。
世間では、「やりがいのある仕事です、誇れる仕事です。」などと謳いながら、就活生を呼び込んでいるが、大切なことは、発信する側の考える「やりがい」と実際に仕事をする側との「やりがい」というものの、溝が如何に浅いかというところに本質があると思うのである。
だから、就活を始める上で一番最初に考えるべきは「自分は何をしたいのか」ということなのだと思う。
ただ、「説明会に参加した人のみ、エントリーできます」というから、作業のように説明会に参加して、就活本を読んで書いたエントリーシートを出し、回答の出回ったウェブテストを受け、肝心の面接になった時に、何を話したらいいかわからない。そして、面接に落ちると落ち込む。
落ち込む資格などないのだ。企業からしてみれば、ろくに調べもしないでただ受けに来ている就活生などお見通しであるからだ。
そして何より、興味と関心を持って調べることと、何の気なしに調べる事とでは差がありすぎる。
一見すると、どの就活生も見た目は同じように見えるが、内定を取る人間と取れない人間では、受ける上での気持ちに差があるのである。
自分の人生を決める大事な選択において、妥協することなど絶対に許されないのである。妥協した結果待っているのは、苦痛でしかない。
本当にやりたいことは何か。親の顔色や周りの顔色ばかり気にして、自分の人生を台無しにしていいのか。
せっかく大学に入ったけど、やっぱりやりたいことは小さい頃からの夢であったり、たまたまテレビを見ていて、いいなぁと感じたことであったり、もっと自分に素直にならなければ、仕事はできないのだ。
学歴?親が許してくれなさそう?こんな仕事みんなから笑われそう?
そんなことどうでもいい。結果的に自分が胸張って好きだと言える仕事であれば、誰が見たってそれはキラキラと輝いて見えるものだからだ。
「好きこそものの上手なれ」という諺があるように、自分の好きを仕事にしようと、一世一代の賭けに出てみる、そんなハングリー精神が、今の学生にはあまりにも足りなすぎるように感じる。
大金を稼ぐこと、安定した職業、潰れない大企業、そこで自分のやりたいことができるのか。
自分という唯一無二の存在の価値をもっともっと真剣に考えて、進むべき道ではなく、進みたい道をを模索して、泥臭くもがくことが、そのあとの人生において、後悔のない選択になることだろう。