悩める話しすぎ男子
タイトルにあるように、話しすぎてしまう男子って結構いるんじゃないかと思う。
かく言う私もその一人である。
話しすぎてしまう。
これはどんな場合の時のことを指すのかというと、簡単に言えば、話を聞くことができないのである。
こんな例文を紹介しよう。心当たりがある人は話しすぎ傾向が強いことになる。
彼女:この間ね、風邪ひいちゃってさー。39度も熱が出ちゃったのー。
彼氏:39度?そういえば俺もこの間、インフルかかってさ、40度の熱が出て大変だったんだよねー。
彼女:うわ!40度⁉︎やば!動かなかったでしょ?大変!
彼氏:動けなかったと言えば、最近金縛りがひどくてさー。毎晩のように金縛りにかかってるんだよねー。
彼女:私も金縛りとかかかったことあるー!あれやばいよね?幽霊でもいるのかと思って怖くなっちゃう!笑
彼氏:幽霊って言うと、この近くに心霊スポットあるらしいよ?
彼女:うそー?心霊スポットとか無理ー!怖いもん!絶対行かないからね!
この会話を聞いていて、違和感を感じた人は、普段喋りすぎではないです。
違和感を感じなかったという人は、おそらく同じようなことを言っていたり、同じような返しをしている人ですね(笑)これは危険です。
何が言いたかったかというと、この会話を続けていると、おそらく彼女は何らかのシグナルを送ってくることでしょう。
どんなシグナル?
おそらく、つまらなそうにしたり愛想笑いをしたり無表情になったり、終いには言葉を返さなくなるでしょう。さて、それは何故でしょうか。
これは、彼氏のほうに問題があります。
最初の会話を思い出してみてください。
彼女:この間、39度も熱出しちゃったのー!
これに対して彼氏が返した言葉は何だったでしょうか。
彼氏:39度?俺はこの間インフルで40度出したよ?
このような返しをされた彼女は何を思うでしょうか。
自分は39度出したという、自分の中でのスクープを話したい!どれだけ辛かったとか、そんなことを伝えたかったはず。
ですが、彼氏から返ってきた言葉は、それを超える40度だったという話。
そんな話をされたら、もう話すことなんてなくなってしまいますよね。更に言えば、話の話題をいつの間にか奪われているわけです。
これでは、彼女は自分の話ができない!自分の話をさせてもらえない!と感じます。
すると、こんなことを言われるでしょう。
彼氏くんって、いつも自分のことばっかり話すよね。
これを言われたらアウトです。おそらくここまで彼女を追い詰めてしまうと、彼女は自分から自分の話をしたがらなくなります。話したってどうせ自分の話にすり替えられて聞いてもらえないと思うでしょう。
これが続くと、カップル間の会話がなくなってきます。この彼女の変化に気づいてからでは手遅れです。信用がなくなっていますから。
では、どのように返せばよかったのでしょうか。もう一度最初の会話を振り返ってみます。
彼女:この間、39度の熱出しちゃったのー!
彼氏:えー!39度⁉︎なかなか出ないよ!大丈夫だった?
彼女:大丈夫じゃなかったよー。体も動かないし、食欲も無くて、大変だったー。
彼氏:そりゃ大変だよー。どれくらい続いたのー?
彼女:解熱剤飲んでもなかなか下がらなくてね、ベッドでずーっと寝てたの!辛かったー。
彼氏:そっかー。大変だったね(ノω・`)
いかがでしょうか。
これなら、彼女は自分の話したい話題をきちんと話せています。おそらくこの場合なら、ちゃんと話を聞いてくれていると感じるでしょう。
ちょっと質問系で返すだけのことなんです。
向こうから話題を振ってくるということは、いろいろ聞いてほしいというアピールですから、乗っかってあげなきゃいけないのです。
そこで、自分の話をするなどということは、相手の邪魔でしか無く、絶対にしてはいけません。
聞くことに徹することも時には大事です。
相手が話してスッキリしたなと思ったら、こちらから話題を変えてもいいでしょう。
この微妙な会話の駆け引きが、二人の中ではかなり重要であるということです。
もしも、心当たりがあるという人がいましたら、今からでも遅くないので、気づいた時から気をつけてみましょう。
彼女の話を聞こう。聞いてあげよう。
これをカウンセリング的には「傾聴」というそうです。
耳を傾けるということです。
自分は喋りすぎているな。話題泥棒しちゃってるなと感じた人は、「傾聴」を心がけてみてはいかがでしょうか。
では、ここら辺で失礼します。